3月17日のAIITイノベーションデザインフォーラム「心理学的視点による心の測定と気配りのシステム」山下利之先生(首都大学東京)の開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルスの状況を鑑み、このたびの講演を中止とさせて頂くことになりました。
講演を楽しみにしていただいた皆様には心よりお詫び申し上げます。
誠に残念でございますが、このたびの中止にはご理解を賜りますようお願い申し上げます。
再開の目途がつきましたら改めてご案内させて頂きますので、どうぞ宜しくお願いします。
フォーラムでは「心理学的視点による心の測定と気配りのシステム」と題して、感性評価など人間の主観を定量化してシステム設計に生かしたり、人間に優しいシステムにするためにヒューマンインターフェースをどのようにすればよいかという領域の研究をされている首都大学東京名誉教授 / 客員教授の山下利之先生にお話しをしていただきます。
<山下利之先生からのメッセージ>
現在は、人間の内面を考慮したものづくりが求められ、感性工学、認知工学のように、人間の内面状態を表す用語を冠した工学が当たり前になっている。そのわりには、心の科学である心理学で得られた知見はシステム設計、ものづくりにはあまり役に立たないと言われることが多い。しかし、我々が日常生活で何気なく行っている“相手の表情から心を推測する”、“相手の真意が分からないときには、相手の言葉を反復する”、“ジェスチャーで気持ちを伝える”などの些細なことを応用して、“心を測る”、“気配りする”、“支援する”システムなどに大きく役立つことも多い。ここでは心を測り、心へ気配りし、そして支援する幾つかの研究例をお話しします。
<登壇者略歴>
首都大学東京名誉教授 / 客員教授。東京教育大学(現 筑波大学)教育学部卒業。1985年3月 東京都立大学人文科学研究科心理学専攻 博士課程 単位取得退学。文学博士。同大学人文学部助手、桐蔭学園横浜大学、山形大学、東京都立科学技術大学工学研究科助教授を経て同大学教授。2005年首都大学東京人文科学研究科教授。2019年4月より現職。主な受賞に日本心理学会ヤングサイコロジスト賞、バイオメディカルファジィシステム学会論文賞、韓国日本近代学会学術賞、ウッドデザイン賞2015がある。
【日時】
3月17日(火)19時~20時30分 講演
※18時30分~受付開始
※講演会後の交流会はございません。
【会場】
産業技術大学院大学 品川シーサイドキャンパス 433室(4階)
https://aiit.ac.jp/about/access.html
東京都立産業技術大学院大学(とうきょうとりつさんぎょうぎじゅつだいがくいんだいがく、英語: Advanced Institute of Industrial Technology)は、東京都品川区東大井1丁目10番40号に本部を置く日本の公立大学である。2006年に設置された。大学の略称はAIIT。
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