フォーラムでは「折紙研究の最先端 - 折紙と文化、数学、アート」と題して、筑波大学の三谷純先生にお話しをしていただきます。
コンピュータグラフィックスを専門とし、3次元の形を設計するユーザーインターフェイスやデータ構造を長年研究されている三谷先生は折紙設計に関する 研究でも素晴らしい活躍をされています。
「折紙」という言葉から想像される形は、折り鶴やだまし船のような伝統的な作品の造形で、子どもたちの遊びと思われがちですが、1枚の紙を折るだけで形を作り出す技術は、数学と密接な関係を持ち、産業界での活用も期待されています。コンピュータを用いた形状設計により、曲面を持つ造形を作り出すことも可能となっています。
本講演では、文化、数学、アートといった幅広い視点から折紙を概説するとともに、折紙研究の最先端についてもご紹介いただきます。
●三谷純先生 研究室URL:http://mitani.cs.tsukuba.ac.jp/ja/index.html
<登壇者略歴>
筑波大学システム情報系 教授.内閣府 上席科学技術政策フェロー.
1975年 静岡県生まれ。2004年、東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。博士(工学)。理化学研究所研究員を経て、2005年より筑波大学に勤務。
主な研究テーマは形状モデリング、計算幾何学、計算折紙、デジタルファブリケーションなど。
日本折紙学会評議員(2008-2016)、日本図学会、情報処理学会など正会員。
日本図学会学芸賞受賞、マイクロソフトリサーチ日本情報学研究賞受賞。
主な著書に「ふしぎな 球体・立体折紙(二見書房)」「立体折り紙アート(日本評論社)」などがある.
【日時】
7月25日(水)19:00~21:30
・講演会 19:00~20:30
・交流会 20:30~21:30(こちらは参加費 ¥1,500)
【会場】
産業技術大学院大学 433室(4F)
https://aiit.ac.jp/about/access.html
東京都立産業技術大学院大学(とうきょうとりつさんぎょうぎじゅつだいがくいんだいがく、英語: Advanced Institute of Industrial Technology)は、東京都品川区東大井1丁目10番40号に本部を置く日本の公立大学である。2006年に設置された。大学の略称はAIIT。
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