フォーラムでは「サービスデザイン:工学的手法と共創によるその仕組みづくり」と題して東京大学の原辰徳先生に工学的な分析・設計手法を利用し、共創の考えを取り入れたサービスデザインについてお話しをしていただきます。
<原辰徳先生からのメッセージ>
サービスデザインは、サービスの利用や提供に関わるヒトの体験に注目しながら、それを取り巻くサービスシステム全体を適切に構成していく一連の活動です。人間中心設計、デザイン思考などはいずれも関連するキーワードといえます。
一方で、サービスデザインをより具体的に進めるには、工学的な分析・設計手法の利用と、顧客参加や共創の考えをうまく取り入れることが重要です。今回は、こうした視点からみたサービスシステムのデザインについてお話しします。具体的には、観光プラン作成支援サービスCT-Plannerとその社会実装、客室乗務員による接客サービスの解明と教育応用、生理計測を用いたカスタマージャーニーマップの構成方法、およびエクセレントサービス設計の規格づくり(ISO/TC312)などについてお話しします。
<登壇者略歴>
東京大学大学院 工学系研究科 主幹研究員/慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任准教授。
2009年東京大学大学院 工学系研究科 精密機械工学専攻 博士課程修了。博士(工学)。同専攻助教、東京大学 人工物工学研究センター 講師、准教授を経て 2019年より現職。サービス学会理事。
サービス学/サービス科学/サービス工学などの総合領域での研究に従事。2009年東京大学学生表彰(博士・研究)、2014年横幹連合第3回木村賞などを受賞。
【日時】
10月2日(水)19時~20時30分 講演
18時30分~受付開始
※講演会後の交流会はございません。
【会場】
産業技術大学院大学 433室(4階)
https://aiit.ac.jp/about/access.html
東京都立産業技術大学院大学(とうきょうとりつさんぎょうぎじゅつだいがくいんだいがく、英語: Advanced Institute of Industrial Technology)は、東京都品川区東大井1丁目10番40号に本部を置く日本の公立大学である。2006年に設置された。大学の略称はAIIT。
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